
クラシックカーフェスティバルの車両は、市内をパレードしたのち愛・地球博記念公園に場所を移します。
自分も車両たちを追って、通称モリコロパークに来ました。

昔は愛知青少年公園(1970年・昭和45年開園)て呼ばれてましたが、愛知万博が開催されモリコロパークになり、ジブリパークが開設されて名前が複雑に・・・なんて呼べばいいですか。


2005年に開催された愛・地球博は観客数2204万9544人、最終的に129億円の黒字を計上した大イベントだった。

2005年は万博の年でした。すごい行列が有名で、あんなに人が来るイベントがここで行われました。

モリゾーとキッコロは年を取るのかな?何かの妖精だったっけ・・・。

2022年11月に開園した、ジブリパークは現在もアップデートを繰り返し、今でも人気が衰えず、国内のみならず外国からの観光客が絶えない場所となっている。

ジブリパーク大人気です、予約が必要ですよ。

モリコロパークへのアクセスに便利なリニモの愛・地球博記念公園駅

入場無料です、会場へ急ぎましょう。

モリコロパークに入場して会場に向かいます、すでにたくさんの人が来ていました。

色々な車が展示されており、ドキドキしてきました。

え~すごい人やん、こんなに集まるんだ。これは一部です。

会場には大村愛知県知事や長久手市長、トヨタ博物館の館長なども来場し、結構大きなイベントでした。

愛・地球博記念公園と言えばモリゾーとキッコロですね。
- トヨペットクラウン RS21型(1960)
- パブリカ コンバーチブル(1965)
- トヨタ 2000GT(1967)
- トヨタ LFA(2012)
- オースチン A30(1956)
- オースチン ヒーレースプライト MK1(1958)
- モーリス マイナーピックアップ(1961)
- 会場は大賑わい
- フィアット 600ムルティプラ(1962)
- シトロエン アミ6(1968)
- ロータス ヨーロッパスペシャル(1974)
- MG MGB GT(1974)
- ホンダ ライフ(1973)
- ホンダ シティターボⅡ(1983)
- スバル レオーネツーリングワゴン(1981)
- 三菱 ギャラン GTO(1974)
- 三菱 ギャランΣ(1976)
- 日野 コンテッサ 1300クーペ(1967)
トヨペットクラウン RS21型(1960)

先ほど市内パレードランを先導していた車両です。

リアウィンドウの曲面ガラスがすごい

パブリカ コンバーチブル(1965)

通産省(当時)が発表した通称「国民車構想」により誕生したパブリカは装備が質素過ぎて、不人気だったが、デラックスとコンバーチブルが追加され販売数がアップしたとか。

当時、自動車は高嶺の花だった時代に、コンバーチブルなんてさらに高級だったよね。
今でも、オープンカーは高いもん。

トヨタ 2000GT(1967)

世界中で337台しかない内の一台がここに。

俳優の唐沢寿明さんが寄贈した「トヨタ 2000GT Roadster」こんな貴重な車を寄贈するなんて、なんていい人。

販売価格は、238万円で当時のカローラ約6台分とか、庶民には手の届かないスーパーカーだった。
それは今でも同じ。

トヨタ2000GTの制作にはヤマハが協力しており、エンジンだけでなく内装の木製部分には楽器作りの技術が生かされているとか。

車内は高温になるため、割れや塗装にヤマハの木工技術が必要だったとか。

トヨタ LFA(2012)

そして、現在トヨタの作るスーパーカーの一台が「LFA」

運転席に体験試乗する長~い順番待ちが出来てます。普段乗れないもんね。

全世界で500台限定か、どうりであまり見ることが無いわけだ。
オースチン A30(1956)

綺麗なパステルカラーのオースチン、丸っこい車体がカワイイ。

どこ見ても丸です。

シンプルな運転席。運転席と助手席がくっついてる。
オースチン ヒーレースプライト MK1(1958)

絶対あおり運転とかしなさそうです、見ただけで笑顔にしてしまう不思議なクルマ。
現代に必要なのはこんなデザインのクルマかも。

なんだかハンドルとメーターが笑ってる顔に見えてきます。

スプライトってどういう意味?小さな妖精の意味だって。でも妖精って顔よりも・・・言わんとこ。

妖精のお尻、後部は笑ってないのね。

一周まわって戻ってきたらボンネット開けてました、こんな風に開くんだ。
まるで動物園のカバみたいです、初めて見ましたありがとうございます。

あんなかわいい顔して中身はごっついメカが詰まってます。なんだか秘密を覗いているような・・・。

あ~ん
モーリス マイナーピックアップ(1961)

現代のクルマに比べると、エンジンルームに余裕がある。

整備はしやすそう。

実に判りやすい。ヒューズこんだけ?

テルテル坊主の効果ありました、雨降らなかったもん・・・。
会場は大賑わい

最近はクルマに興味がある人が少なくなっていますが、会場は盛り上がっています。
フィアット 600ムルティプラ(1962)

鮮やかなオレンジ色の車体にカワイイフォルムのムルティプラ

どっちが前か後か判らないなんて言われます。

ドアの開き方も独特です、ドアノブとヒンジの場所が・・・。

絶対ぐるっと一回りしてしまいます。
シトロエン アミ6(1968)

もう独特な個性の固まりみたいなクルマがシトロエンのアミ6

こんな顔見たことない、このボンネットの形を作るのが難しそう。怒ってるのか・・・。

横から見るとさらに個性的なボディ。

運転席も1本足のステアリングやシフトノブ、もうすべてが変わってる。

極めつけはこのリアウィンドウ周りの造形。

この車をデザインしたのはイタリア出身のフラミニオ・ベルトーニ、クリフ・カット(リア・ウィンドウが逆傾斜している)と呼ばれるデザインが強烈な印象を与える。シトロエンってホント奇抜なクルマ作るね。
ロータス ヨーロッパスペシャル(1974)

ロータスヨーロッパと言えばサーキットの狼ですが、低い車高と後方が見えにくいイメージ。

運転席から見える後方はどんな景色?

ボディーサイズ:全長×全幅×全高=4000×1635×1080mm、車重:730kg、駆動方式:MR、エンジン:1.6リッター直4 DOHC 8バルブ、最高出力:126ps/6500rpm
MG MGB GT(1974)

イギリスのスポーツカーブランドと言えばMG、MGBは52万台も売れたヒット作だが、ファストバッククーペのGTは25%の割合しか生産されていないMGBの中でも希少車らしい。しかもこのクルマはニュージーランドで生産されてます。(ニュージーランドは自国の車がないため、自動車を大事にする文化があるみたい)
GTとはグランツーリスモ、4人乗りで長距離の移動が出来る車だった?
ホンダ ライフ(1973)

日本で初めてのタイミングベルトになった車。ホンダは色々やります。
ホンダ シティターボⅡ(1983)

ブルドッグの愛称で発売当時人気だったのがシティターボⅡ、大型のブリスターフェンダーを採用、エンジン回転数が4000rpm以下でスロットルを全開にした場合、過給圧を10秒間約10%アップするスクランブルブーストなど、さすがホンダと思わせる過激な車だった。

1.2Lのエンジンから最高出力110馬力、最大トルク16.3k g-mという高出力・高トルクを達成

ホンダがイケイケな頃だったから発売出来たクルマかも、今ならこんな過激なクルマ発売出来ないかも。

アクセルを踏み込んだ時の加速はホント凄かった、今でも覚えてる。
CMもホンダ独得な感性で印象に残っている。
スバル レオーネツーリングワゴン(1981)

スバルの大ヒットと言えばレガシーですが、レガシーの元祖とも言えるのがレオーネツーリングワゴンだった。

スバルと言えば四輪駆動ですが、その技術は昔から受け継がれている。ほんと雪道では頼りになりました。
三菱 ギャラン GTO(1974)

三菱は当時、男っぽいクルマを出すメーカーでした。

トランクリッド後端の跳ね上がったダックテールは日本初で、ここを見るだけでもカッコよかった。
GTO(Gran Turismo Omologatoの略)の意味も知らず、言葉の響きがカッコよかった、当時そんな車無かったもん。
三菱 ギャランΣ(1976)

子供だったので「Σ」が外国語だとしかわからなかった(シグマって何?)。シグマの名称は「あらゆる面での良さを集大成した」と言う意味らしい、同じ三菱で「Λ」(ラムダ)もあり、新型車の発表会にシグマは50万人、ラムダは100万人が訪れたとか・・・。
日野 コンテッサ 1300クーペ(1967)

フロントグリルが特徴的な日野ルノー、ヘッドライト周りが昔の名鉄の初代パノラマカーみたい。

リアエンジン・リアドライブなので、トランクにあたる部分にルーバーがあり、通気するようになっている。
「第35回 トヨタ博物館 クラシックカー・フェスティバル」⑮ 愛・地球博記念公園に集うクラシックカー達へ続く