JR糸魚川駅
今夜の宿を探すために、JR糸魚川駅に来ました。
自分が行ったときはまだ北陸新幹線が開業前で新幹線部分の駅は工事中でした。
とりあえず駅内の観光案内所で宿を紹介してもらい、自転車をホテル内に置けるか確認してから宿を決定しました。
とりあえず宿が確保出来ると一安心です。
恐怖の国道8号線
今日は割と早く宿が決まり、まだ明るいので親不知に行ってみようと出かけました。
聞いたことはあるけど、どんなところか知らず行ってみたら自転車にとっては凄く危険な道でした。
自転車で糸魚川から富山方面に行くには国道8号線か輪行するしかありません。
その8号線は、海岸と切り立ったった崖に挟まれ、崖っぷちをくりぬいたような場所に作られ、曲がりくねり、狭いトンネル、それに続くスノーシェッドの連続(落石対策はロックシェッドと言うらしい)。そこを、大型車両、自動車が通り、自転車の走る場所ではありませんでした。
大型車両同士は狭いため、途中すれ違うことが出来ず、お互いどちらかが停車し譲り合い、通過してました、それくらい狭く危険だった。(もちろん故障車両が退避するような場所はありません)。
白馬から糸魚川の148号線も危険だったけど、親不知への道も自転車にとっては超危険。
せめて歩道があれば、よかったけど、それすらもない・・・完全に車が走ることしか考えて作られていない国道でした。
大型車両の轟音と狭いトンネル区間、路面の悪さに恐怖しながらの走行になりました。
昔から交通の難所だった場所は、現代でも難所でした。
親不知ピアパークに到着すると大きなカメが・・・
このカメは親不知ピアパークのシンボルで「ミリオン」と言うウミガメで全長6m、重さ5トン、世界一のブロンズ像なんだって。
親不知(おやしらず)ピアパーク 現在地看板
ここまでくると、能登半島へも行けそうな気がする・・・調子に乗って富山まで行くと帰れなくなるよ・・・
また今度にしよう、今度っていつなんだろう・・・生きてるうちに来れるかな?
看板アップ
ガムテープにマジックで手書きがいいね。
親不知ピアパークで折り返し、糸魚川へ戻ります。
また来た道を戻るのかと思うと気が重い・・・写真のような歩道はほんの一部しか無い、すぐに無くなってしまう。期待するとすぐに裏切られ、またか、と言う気分になる。
国土交通省の人や国会議員も一度自転車でここを通ってみればと思う・・・
誰か、なんとかして~。(自転車でこんなところ走る方が悪いと言われそうですが・・・車に迷惑です。)
親不知(おやしらず)・子不知(こしらず)の由来
昔ここを渡るには、波が引いたときに駆け抜け、波が来ると近くの洞窟に逃げ込んでだりして、この海岸線を命がけで往来するしかなかったらしい。「越後の磯の泡と消えゆく」自分の事で精一杯で、波にさらわれる自分の子供すら助けられない、それほど厳しい場所だったことは海岸線を見ればわかります。
なんと悲しい歌なんでしょう、知らなかったな・・・
今でも危険な場所です・・・
こんなところ暗くなったら危険度がさらに上がる。明るいうちに帰りましょう。
興味のある方は、車で行くかYouTubeで一度ご覧あれ、正直、自転車で行くのはお勧めしません。
自分にとって新潟は親の実家があり、地名は昔から知っていたのでなんとなく親近感があり、せっかく来たので今回行ってみようと思いましたが軽い気持ちで行くところではありませんでした。
この日は無事、ホテルに帰り、糸魚川市内で夕食を頂きました。
今日も生きてて良かった・・・
愛知県から塩尻・松本・白馬・日本海へ自転車の旅、⑦ 4日目 糸魚川駅から輪行で帰宅 へ続く
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