「第35回 トヨタ博物館 クラシックカー・フェスティバル」⑥

車に関する事

ホンダ S600(1965年 日本)

1964年3月にS600が発売、エンジンは、最高出力57PS/8,500rpm。リッター当たりの馬力は94PS、最高速度は約145km/h、世界にHondaの名を知らしめた、歴史に残るスポーツカーだった。

「エスロク」の愛称で呼ばれ、レッドゾーンは10000回転からの超高回転エンジンで回して乗るタイプ。

ファッションも車に合わせてる。

ルームミラーってあんなところにあるんだ。

ホンダ 1300(1969年 日本)

ホンダが初めて販売した小型乗用車、本田宗一郎が空冷エンジンにこだわったため複雑な構造になったとか。
冷却効率を高めるためにシリンダーブロックの外壁を二重構造にしたDDAC(Duo Dyna Air Cooling system)。
軽量化の為に空冷にしたが構造が複雑になったことで重量が増えて、ホンダ最後の4輪用空冷エンジンになった。

空冷にこだわる本田宗一郎と空冷に疑問を持つ技術陣が対立し、結果的に本田宗一郎が引退するきっかけになったとか、その真相は・・・。

ホンダ ライフ(1973年 日本)

1971年(昭和41年) NIII 360の後継車として登場、ホンダ軽自動車初の4ドア

1972年9月、ライフに新しくCV型ツインキャブ36馬力エンジンを搭載した「ツイン」を追加
水冷直列2気筒SOHCエンジン、排気量356cc、最高出力36ps/9,000rpm、最大トルク3.2kgf・m/7,000rp

ホンダ TN360(1974年 日本)

ホンダの初めての軽トラックT360の後継車として、1967年(昭和42年)にデビューしたのがTN360
パレードに出発するのは、1972年にマイナーチェンジしたTN-V

エンジン搭載レイアウトは後輪前方の荷台下へ横置きする、アンダーフロアミッドシップ方式。
エンジンがミッドシップなので「田舎のフェラーリ」とか「農道のフェラーリ」とか呼ばれる。
ちなみに、「農道のポルシェ」と呼ばれるのはスバルサンバー(RRなので)

「TN360」が日本の軽自動車としては最後の空冷エンジンを搭載した車種。(後ろ姿がフェラーリ・・・な訳ないか)

ホンダ シティターボⅡ(1983年 日本)

シティはCMもユニークだったがシティターボは強烈だった。愛称もブルドック。
さすがホンダにしか作れないような車だった。

1982年(昭和57年)に登場したシティターボはダイナミックフェンダーと呼ばれるブリスターフェンダーを装備し、トレッドも前で30mm、後ろで20mm拡大している。パワーバルジはボンネットと一体成型されて違いが明確だった。

シティターボより最高出力は10ps、最大トルクも1.3kgmアップ。さらにエンジン回転数が4000rpm以下でスロットルを全開にした場合、過給圧を10秒間約10%アップするスクランブルブーストを採用していて、アクセル全開にしたときの加速はドッカンターボで強烈だった。(現代では市販できないかも・・・。)

この頃のホンダは面白い物を作る会社だった気がする。
尚、今回の車両は1984年に「シティブルドックレース」の為にムーンクラフトがデザインした、無限製の超ワイドボディキットを装着していると思われます。(違ってたらごめんなさい)

ホンダ プレリュード(1986年 日本)

1980年代のデートカーと言えばプレリュードだった(デートカーなんて言葉も今は死語)

プレリュード乗ってればモテモテだった(モテモテなんて言葉も今じゃ・・・)
リトラクタブルライトのクルマも今では無くなってしまった。(事故衝突時に歩行者保護の観点で、ライト自体が突起となっており危険であることや、構造が複雑になるなどの理由)

FFなのに低いボンネット、ワイド&ローなスタイルが人気だった。

ホンダ プレリュード(1991年 日本)

デートカーと言われたプレリュードの3代目は1987年にデビュー、ライバルは第5世代の「日産シルビア(S13型)」と第2世代「トヨタ・ソアラ(Z20型)」だった。

当時はモテたいために「車を選ぶ時代」だった。

ホンダ ビート(1992年 日本)

1991年(平成3年) に登場、ビートは、MR用プラットフォームとオープンモノコックボディを組み合わせ、低重心の本格的スポーツカー、1990年代初頭にバブル絶頂期に開発された3台の軽スポーツカー“ABCトリオ”の一台。
Aはマツダ・オートザム「AZ-1」、Bは「ビート」、Ⅽはスズキ「カプチーノ」、ABCトリオ初めて聞きました。

楽しい乗り物を作るメーカーだったホンダ、他のメーカーが作らないものを作ってたイメージ(かってに・・・)

いつまでも遊び心を持った会社であって欲しい・・・それがホンダ。

ホンダ NSX(1995年 日本)

日本が誇るスーパーカーと言っても過言ではない(個人の感想です)のがNSX。
それまで日本にこんな車無かったのでは?NSXという車名は、New Sports Xの頭文字から来ているとか。(Xは?)

ミッドシップエンジン・リアドライブで市販自動車としては世界初のオールアルミモノコックボディを採用。
NSXのオールアルミボディを製造するために、専用工場を建て、大電流が必要なアルミ溶接のために変電所まで建設し、スポット溶接機も新開発したとか、手作業による製造のため高価格だった。(そりゃ高価格になるわ・・・)

貧乏人には一生乗れないクルマの一つがNSXだった。

「第35回 トヨタ博物館 クラシックカー・フェスティバル」⑦へ続く

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