愛知県から塩尻・松本・白馬・日本海へ自転車の旅、⑤ 3日目後半 白馬から恐怖のトンネルが続く、ついに日本海へ

自転車の旅

白馬から日本海へ向けて出発

白馬駅で地図を手に入れる計画は見事失敗に終わり、あきらめて日本海を目指します。
白馬駅を出発すると大きな橋の上から八方尾根の見納めです。
白馬の山々も雲隠れしてしまいそうです。

大法院で昼食

どこかで昼食を食べようと思って走っていましたが、写真にも書きましたが、岩岳スキー場を超えると急に人の気配が無い山中になりました。
このまま行くと店が無さそうなので、少し戻りこの付近で最後だと思われる、お蕎麦屋さんで昼食しました。
先客のお客さんにお勧めされて頂きましたが、ホントにおいしかった。これも無計画旅の縁か。
今、自分で撮った写真見ても美味そうだもん・・・

恐怖のトンネル連続区間

美味しいお蕎麦を食べ、さらに北へ向かう。
道は険しくなりトンネルとスノーシェッドの連続となり、一気にスピードダウン(もともと速くないけど・・・)この狭いトンネルをトラックの轟音と排気ガス、突然現れる濡れた路面、でこぼこの荒れた路肩で追い抜かれるのはストレスと恐怖でしかない。なんとか早くトンネルを抜けたくて、車の来ないときに自然にスピードアップしている。

やっと休憩場所、道の駅 「小谷」

白馬を過ぎると、山岳地帯に入り、民家や店などがほとんどない区間になります。
途中で休憩するような場所もなくやっと現れたのが道の駅。
温泉施設もある道の駅「小谷」、道中の貴重な休憩スポットなため、たくさんのお客さんが休憩している。少しホッとする。あとどのくらいで日本海~。

ついに新潟県境に

ひたすら山の中のトンネルと戦い、やっと新潟県との県境に来ました。
やっと新潟か・・・日本海はまだ先か。
振り返った湯原トンネルの次は・・・

またトンネルか、もううんざりするくらいトンネルの連続。
ここに来るまで白馬駅から通過したトンネル。
下里瀬トンネル(北安曇郡小谷村)357 m、中土トンネル(北安曇郡小谷村)1,228 m、平倉トンネル(北安曇郡小谷村)706 m、新外沢トンネル(北安曇郡小谷村)1,360 m、塩坂トンネル(北安曇郡小谷村)1,065 m、湯原トンネル(北安曇郡小谷村)603 m、これから先あと幾つあるのか・・・
トンネル多すぎ・・・

國界橋

長野県と新潟県の県境に掛かる橋は、復旧工事中に起きた土石流のため12名の犠牲を伴い、完成した橋だった。そのことを知って橋を渡る人がどれだけいるだろうか、ほとんどの人はそんなこと知らずに渡っているはず、自分もその一人だった。

國界橋を渡り、大所トンネル(糸魚川市)2,315 m、山之坊トンネル(糸魚川市)465 mを抜けると素晴らしい景色が。やっぱり外の景色はいいね。ちょっと一安心。でもここはどこなんだろう・・・

ここに列車が来たら結構良い写真になりそうなんだけど、そんな都合よく来ませんでした。

ヒスイ峡の看板が・・・

 平岩駅を通過後、ついにこの区間最長のトンネルとスノーシェッドの連続する区間が来ました。(行ったときは、そんなに長いトンネルがあるなんて知らなかったので、いつまでも続くトンネルとスノーシェッドで心折れそうでした)
いったい出口はどこにあるのか、いつ終わりが来るのか、全く予備知識が無かったので、もううんざりでした。アップダウンはあるは、曲がりくねっているは、路面はデコボコだし、自転車にとって最長約6kmも続くスノーシェッドは出口のないトンネルのようで恐怖の連続です。大型車が来ると路肩に寄り、やり過ごしてからまた走るを繰り返し、なんとか外に出ました。(自転車乗らない人から見れば、そんなとこ行かなきゃいいじゃんと思うかもしれないけど、輪行以外で他に道が無い)
 そして、ついに糸魚川の文字が道路標識に見えてきて、日本海が近い事を実感しました。

ついに愛知県から日本海へ到達。

ヒスイ峡の看板から30分ほど走ると、148号線の終点を表す看板が見えてきました。
道路標識の突き当りが左右に分かれ、日本海に来たことが判ります。
長かったー、よかった~生きてる(ホント、トンネル区間は生きた心地がしない)・・・
結局、白馬駅を出発してから12のトンネルとスノーシェッド(いくつあったかわからない)を通りました。

日本海の景色

せっかく来たので、何か日本海と判る様な物が無いか探しましたが、それらしいものは見当たらず、波音だけが聞こえてきます。

はるばる来たよ日本海。

 太平洋側の愛知県から日本海までよく頑張りました。(途中、車に乗ったり、電車にも乗ったけど)
自分の足と身体と自転車にご褒美を・・・天気にも恵まれいい景色です。
 なんとなく自転車で日本海まで行けたらいいなと、以前から思ってましたが、そんな自信も具体的な計画も無く、今までぼんやり過ごしてきましたが、今回、たまたま御岳の近くの上松に行くことになり、その延長で日本海を目指すことになりました。
 自転車なので当然危険が伴うのは事実ですが、自分にはそれを上回る感動があります。(あくまで自己満足ですけどね)

愛知県から塩尻・松本・白馬・日本海へ自転車の旅、⑥ 3日目後半 糸魚川から恐怖の8号線、危険な親不知 
へ続く

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