- BMW イセッタ 300 BMW Isetta 300(1959)
- フィアット ヌォーヴァ 500L Fiat Nuova 500L(1972)
- 三菱500 A11型 Mitsubishi 500 Model A11(1961)
- スバル 360 K111型 Subaru 360 Model K111(1959)
- パブリカ UP10型 Publica Model UP10(1961)
- 日野 ルノー PA62型 Hino Renault Model PA62(1962)
- マツダ キャロル KPDA型 Mazda Carol Model KPDA(1969)
- 車が多くて・・・時間が足りん
- スズキ フロンテ 360 LC10型 Suzuki Fronte 360 Model LC10(1967)
- ホンダ N360 Honda N360(1969)
- ダットサン フェアレディ SP310型 Datsun Fairlady Model SP310(1963)
- ホンダ S500AS280型 Honda S500 Model AS280(1964)
BMW イセッタ 300 BMW Isetta 300(1959)
これもバブルカーの1台、知らない人が見たらまさかBMWだとは思わないんじゃない。(2024.8.18 撮影)
この車こそ「けろけろけろっぴ」です。でも正面から見るとちゃんとBMWのエンブレムが付いてます。イセッタはこの正面がパかっと開いて乗車します。知らなかったらドアはどこにあるの?と、乗り込むことさえ難しい。(2019.4.19 撮影)
元は、イタリアのイソ社の車だったのか、いままでBMWだと思ってた。イソ社もしらんかったけど。(2019.4.19 撮影)
「けろけろけろっぴ」はこの車から生まれたとは、書いて無い。(けろっぴとコラボして欲しい)(2019.4.19 撮影)
フィアット ヌォーヴァ 500L Fiat Nuova 500L(1972)
ルパン三世が乗っていた車って説明したほうが判りやすいかも。つまり崖から落ちても平気で、どこでも走れる車です。どんな衝撃にも耐えられるスーパーカーです。チンクエチェントと呼ばれ、愛称はチンク。
ルパンが「カリオストロの城」で乗っていたチンクは500Fと言われるモデルとか。
Cinque=5 (チンクエ)、Cento=100(チェント)で500を表すイタリア語(2019.4.19 撮影)
このサイズで大人4人、しかもイタリア人で4人だよね。ルパンと次元、石川五右衛門の三人で飛んだり跳ねたりしてたくらいだから、4人くらい大丈夫か。(3人とも大柄だし、アニメだってば・・・)
ちなみにヌォーヴァ 500Dは二代目(ヌォーヴァは新しいの意味)で、初代がトッポリーノ。(2019.4.19 撮影)
「トリノ自動車製造会社」の社名が「Fabbrica Italiana Automobili Torino」で略して「FIAT」になったとか。すぐに忘れそうな社名だ、FIATなら覚えられる。
この旧型チンクには4種類あり、500LのLは「Lusso ルッソ」でイタリア語でデラックスとかラグジュアリーの意味とか。(2019.4.19 撮影)
三菱500 A11型 Mitsubishi 500 Model A11(1961)
1955年通産省が発表した「国民車構想(国民車育成要綱案)」で生まれた三菱初の乗用車が、三菱500 。現在の三菱自動車の前身の新三菱重工が生産。日本で初めて風洞実験をしたとか。(2019.4.19 撮影)
この車に次元が乗っていたらしい(ルパンは車好きには楽しい)
ボンネットのオーナメントは給油口を兼ねているとか、そんな車見たことない。そして後部トランク横のふくらみはエアインテークかな(リアエンジンだから)(2019.4.19 撮影)
リアエンジン・リアドライブのRR駆動、空冷4サイクル2気筒の493ccOHVエンジン(最高出力21ps)(2019.4.19 撮影)
スバル 360 K111型 Subaru 360 Model K111(1959)
この顔見たら誰でも判る(車好きならね)スバル360、この車も国民車構想から生まれた。
航空機を生産していた富士重工の前身、中島飛行機が作った車が「てんとう虫」、2016年度の機械遺産に登録されている。空冷2気筒2ストロークエンジン、リアエンジン・リアドライブのRRで車両重量わずか385kg、手で押せます。(2019.4.19 撮影)
初代は出目金と呼ばれるらしい、納得の愛称だ。(2019.4.19 撮影)
ドアヒンジが後ろにあるので、ドアは前が開く構造。排気量は356cc、最高出力16馬力、車両重量385kg、全長2,995mmの小さな車体で最高速度は83kmとか。この車で83km出したら怖い気がする(ルパンなら出来るかも・・・またルパン)(2019.4.19 撮影)
生産終了までに39万台が売れた大ヒット作になった。スバルのてんとう虫と言えば有名。(2019.4.19 撮影)
以前テレビで開発時の苦労する姿を見たが、その当時の開発は現代と違い、少しづつの試行錯誤を繰り返す手法でホントに苦労してました、一台の車を完成させるのにどんなに苦労したことか、当然当事者しかわからない。6社が集まったので六つの星のマークになったのか。まるでアウディが四つの会社(「アウディ」「DKW」「ホルヒ」「ヴァンダラー」)が合体して4つの輪になったのと似てる。(2019.4.19 撮影)
パブリカ UP10型 Publica Model UP10(1961)
パブリカは昭和36年(1961年)に発売されたトヨタ初の大衆車、この車も国民車構想から生まれた。
車名は公募で「PUBLIC」と「CAR」を合わせた造語で「パブリカ」となったとか。 (2019.4.19 撮影)
この車、何とエンジンが空冷2気筒水平対向式エンジンです。トヨタに水平対向エンジンがあったなんて知りませんでした。総排気量は697ccで、最高速度は110km。リアのウィンドウは上にヒンジがあり、下側だけが開くタイプ。(2019.4.19 撮影)
パブリカが発売された昭和36年は、人類初の有人宇宙飛行「ユーリイ・ガガーリン少佐」の「地球は青かった」、東西ベルリンを分断するベルリンの壁を建設した年。(2024.8.18 撮影)
トヨタが初めてモノコックボディを採用したのがパブリカ、装備などを最小限にしたため、質素なつくりになり、販売はいまいちだったとか。価格が安いと言っても当時の庶民にはまだまだ高い買い物だった。(2024.8.18 撮影)
日野 ルノー PA62型 Hino Renault Model PA62(1962)
フランスのルノーの4CVを日野自動車がライセンス生産を行ったのが、日野ルノー。当時は日産はオースチン、いすゞはヒルマンと技術提携していた時代。(2024.8.18 撮影)
どことなく2CVとイメージが重なるフォルム、リアエンジン・リアドライブは一緒。フロントフェンダーからのふくらみがフロントドアまでつながる。ドアヒンジは前後ともセンターピラーにあり、前ドアは前側が開き、後部ドアは後ろが開く、こんな開き方する車見たことが無い、ドア同士ぶつからない?なんていう方式?観音開きの逆、逆観音?そんなのあるのか?勝手に作って怒られる。(2024.8.18 撮影)
そういえば日野と言えば、コンテッサもありました。(2024.8.18 撮影)
マツダ キャロル KPDA型 Mazda Carol Model KPDA(1969)
ホントに小さいマツダのキャロル、昔この車に大人が4人乗ってドライブして大丈夫だった?
なんだか、心配になるほどの大きさです。(2024.8.18 撮影)
キャロルのリアガラス部分は逆に傾斜しており、「クリフカット」と言われるらしい、トヨタのWill Viも同じデザインだった。(2024.8.18 撮影)
今でも愛好家が乗っており映像を見ましたが、もう実物大のチョロQです。とってもかわいい。(2024.8.18 撮影)
世界最小の水冷式4気筒エンジンをリアに搭載した、RRなので後部トランクルームにスリットが入り熱を逃がすようになっている。(2024.8.18 撮影)
車が多くて・・・時間が足りん
やっと、ここまで来ました。1台1台じっくり見てるとホント時間がかかります、車好きなら1回では時間が足りないかも。説明もみんな見ちゃうからちっとも進まん、うれしい悲鳴が・・・。(2024.8.18 撮影)
こんなに一度にいろんな車が見れる幸せ、すごい規模だ、これをみんな管理している博物館に感謝・・・。これで入場料1200円は安い。(2024.8.18 撮影)
スズキ フロンテ 360 LC10型 Suzuki Fronte 360 Model LC10(1967)
エンジンは空冷2サイクル3気筒、今やオートバイでも絶滅危惧種の2ストローク、最高速は125km/h、リアエンジン・リアドライブのRR、フロント部分はスペアタイヤや燃料タンクなどがあり、荷物を積むスペースは無い。(2019.4.19 撮影)
時代が変わると車の作り方も変わる、現在ではRR方式は少ない。(2019.4.19 撮影)
ホンダ N360 Honda N360(1969)
「Nコロ」の愛称で呼ばれたN360。空冷直列2気筒OHCの4サイクルエンジンをフロントに積むFF方式で最高出力は31ps。和製ミニクーパーとも呼ばれ価格も安く好評だった。(2019.4.19 撮影)
もう現代のクルマと同じようなスタイリング(2019.4.19 撮影)
パワーもあって価格も安けりゃベストセラーになる。(2019.4.19 撮影)
どんどん近代化していく時代のクルマが並びます。(2019.4.19 撮影)
ダットサン フェアレディ SP310型 Datsun Fairlady Model SP310(1963)
「フェアレディ」の2代目がS310系で、1962年に1.5ℓを搭載した「ダットサン・フェアレディ1500(SP310型)
日本でもスポーツカーを造れる時代が来た。ヘッドライト周りのデザインが、その後のフェアレディZに似ている。(2019.4.19 撮影)
日本の自動車もここまで来ました、リアランプもかっこいい。(2019.4.19 撮影)
3人乗りですが、リアシートは他の車両では見ない横向き、苦肉の策でこうなった?ドライバーはリクライニングも出来ない。リアシートなんて使わないと思うけど。(2019.4.19 撮影)
ついに日本のクルマがヨーロッパ製のクルマに勝てる時代が来た。
1963年はケネディ大統領が、テキサス州のダレスでパレード中、狙撃され暗殺された年。真相はいまだに解明されていない。(2019.4.19 撮影)
ホンダ S500AS280型 Honda S500 Model AS280(1964)
ホンダ初の四輪車はT360と言うトラックだったが、普通乗用車の最初はS500、この時代に水冷直列4気筒DOHCエンジンを投入。最高出力44PS/8,000rpm、リッター当たり約83PSの超高回転型エンジン、本田宗一郎ぶっ飛んでます。(2019.4.19 撮影)
ホンダはこの時代からDOHCエンジン、4キャブレターなど当時としては贅沢でマニアックな装備だったらしい。(2019.4.19 撮影)
基本的に、もう現代のクルマとあまり変わらないレイアウトが、出来上がってる。(2019.4.19 撮影)
当時は、赤い丸テールに追い抜かれる車がいたに違いない。(2019.4.19 撮影)
ホンダは昔から尖がったメーカーだったけど、最近は・・・利益優先みたいな気がする。
ホンダじゃなきゃ出来ないものを作るのが他のメーカーと違うところだったような気がする、本田宗一郎が生きてたら何て言うか・・・すみません、関係ないよそ者が偉そうに・・・(2019.4.19 撮影)
トヨタ博物館 / TOYOTA AUTOMOBILE MUSEUM 自動車の歴史と進化 ⑨へ続く