名鉄犬山線 全駅行ってみた ① 0キロポストと枇杷島分岐

鉄道

名鉄犬山線を起点の枇杷島分岐から、終点の新鵜沼駅まで26.8kmの道のりをたどります。
尚、踏切内の写真がありますが、危険が無いように、立ち止まらず、すべて踏切を歩いて渡りながら、スマホだけを横に向けて撮っています。(写真を撮影した日時により、デジカメとスマホの写真が混じってます)
なお、写真が多すぎて、ブログの趣旨とは違い、L版写真ではありません。

犬山線の起点

庄内川を渡る庄内川橋梁(180.5m)の枇杷島方に名鉄犬山線の起点があります、通学、通勤で犬山線を利用していた時は、電車に興味が無かったので、ここが起点だとは知りませんでした。(2019.11.05)

0キロポスト

いつも渡る踏切の近くに0キロポストがあったなんて、全く気づきませんでした。最近やっと意味が分かりました。
しかも、この場所何度も通ってたし、写真も撮りに来てたのに。(2019.11.05)逆光のため光線が・・・

ここは、犬山線、名古屋本線の両方が通るため、引っ切り無しに電車が来ます。(2019.11.05)

庄内川橋梁

庄内川橋梁を名古屋市側(左岸・下流)から見てみます(2021.2.11)
道路に名鉄名古屋本線と白いペイントで書いてあります、これはヘリサインと言い、大規模災害等が発生したときに、他県などから応援に来たヘリコプターが、地名や目標が判るように設置されたそうです。

同じく庄内川橋梁を名古屋市側の左岸(上流)の風景(2021.2.11)
庄内川橋梁は1958(昭和33)年に架け替えられています、その遺構が橋の両側に今も残っています。

庄内川橋梁を渡る2200系、ここは名古屋本線(岐阜方面・津島方面)と犬山線の列車が共用しているので高密度で運行しています。(2021.2.11)

名古屋駅方面へ電車は向かいます。すぐに次の列車が・・・(2021.2.11)

ちょうど写真を撮っている名古屋市側の線路の下はこんな細い路地になっています。
手前のコンクリート製の橋脚部分は庄内川橋梁が架け替えられる前の土台部分で、奥に写るレンガ造りの橋脚は庄内川橋梁が線形変更に伴い、架け替えれられたときに増築された部分だそうです。
後で作られた方がレンガ造りなんて何か訳があるのでしょうか。(2023.7.31 撮影)

トンネル入り口の道路標識(高さ4.1m)の足元にこんな円柱の標識?国の文字が、これは何?(2023.7.31 撮影)

レトロな感じがいいね。(2023.7.31 撮影)

細いトンネル部分を抜けた、東側の様子、もちろん車は通れません。(2023.7.31 撮影)

現在は右に曲がってますが、架け替えられる前の線路は終点の押切駅に向かい真っすぐ向かっていたようです。写真右側のコンクリート製の橋は架け替えられる前の線路の跡です。(終点が押切駅、そんなの初めて知りました)(2021.2.11)

近くの堤防から見ると廃止になった線路跡の向こうを、電車が渡って行きます。(2023.7.31 撮影)

堤防道路から足元を見ると、廃止された線路の土台が残っているのが判ります。(2023.7.31 撮影)
橋の反対側の線路と黒い倉庫の間にも、土台の跡があります。

雑草に覆われてしまうので、冬に見に来た方がいいですね。(2023.7.31 撮影)

先ほどの橋の反対側、右岸に残る土台の跡。(2023.7.31 撮影)

右岸は間近まで接近することが出来ます。(2023.7.31 撮影)

橋梁を下から見るとこんな感じ(2023.7.31 撮影)

庄内川橋梁は今はこんな風ですが、昔は違ったみたい。橋梁上流側の右岸からの風景(2023.7.31 撮影)

橋梁の下流、右岸からの風景(2023.7.31 撮影)

「出典:国土地理院撮影の空中写真」に青〇を加筆

国土地理院の1945年~1950年頃の航空写真を見ると、庄内川の中州に島があり、建物もあります。
しかし、洪水対策などで中州は撤去され、現在の形になったらしい。
今でも、中洲のあった付近はその名残か、浅瀬になっていて木が生えています。
よく見ると、枇杷島デルタの中に一軒の建物があるのが見えますが、ウィキペディアによると、枇杷島デルタが出来る前に建てられ、2011年に取り壊されたとなっています。

東枇杷島2号踏切

かつてこの付近に枇杷島橋駅があったが、1949年(昭和24年)7月31日に廃止されたとか。
最初の庄内川橋梁は現在の線路の手前(草地の部分)にあり、そこから犬山方に進んだところに、駅があり、駅を境に犬山方面と岐阜方面に分岐していたみたいです。
上の国土地理院の航空写真の青丸の中に、枇杷島駅らしきものが写ってます。
(開業したときは、現在の犬山線を通り、岩倉から東一宮までの一宮線が最初だったらしい)
東枇杷島2号踏切は名古屋本線・犬山線の両方が運行するため「開かずの踏切」となっており、踏切近くには通行を控えるよう看板が立っています。(2019.11.05)

開かずの踏切看板

昼間でも運行本数が多いのに、朝・夕のラッシュはどれくらいの列車が来るのでしょうか。(2023.8.10 撮影)

「開かずの踏切」って宣言してます。(2023.7.31 撮影)

この空き地付近に線路と枇杷島橋駅があったらしい。(2023.7.31 撮影)

枇杷島橋駅の痕跡?

東枇杷島2号踏切から名古屋本線(岐阜方面)へ進み、下から見上げると石垣とコンクリートの構造物の残骸らしきものが残っています、これが枇杷島橋駅の痕跡でしょうか。
これは、庄内川橋梁が架け替えられる前に線路があった場所で、枇杷島橋駅もこの辺りにあったようです。(2019.11.05 撮影)

融雪器

ここは名鉄にとって重要な場所(名鉄名古屋本線と犬山線のすべての列車が通過する)なので、線路には温水循環式ポイント融雪器が設置されています。
ここのポイントが転換不良になったら、名鉄にとっては大打撃です。(2019.11.05 撮影)

西枇杷島1号踏切

庄内川の堤防上にある東枇杷島2号踏切から、犬山線方面に進むと西枇杷島1号踏切があります。写真の踏切を渡り、進むと庄内川の堤防に突き当たります。(2023.7.31 撮影)


西枇杷島1号踏切から南側を見ると、枇杷島分岐のデルタ線の一部が見えます(右側奥へつながる線路)
写真中央右側は名鉄の枇杷島変電所(2019.11.05 撮影)

西枇杷島1号踏切から見た名古屋方面の風景、踏切を渡ると右側に枇杷島変電所があります。(2023.7.31 撮影)

枇杷島変電所

もちろん良い子は入らない。(2023.7.31 撮影)

枇杷島分岐の踏切

先ほどの、西枇杷島1号踏切を渡り、枇杷島分岐のデルタ線の短絡線部分に移動しました。
奥に犬山線が見えます、手前の踏切は警報機も遮断器ありません。(2019.12.1 撮影)

第四種踏切

かつて、この踏切を渡った線路に挟まれた場所に一軒だけ民家があり、その民家の人だけが利用する踏切だったみたいです。
現在は民家は取り壊され、名鉄の倉庫らしき建物だけがあります。(2019.12.1 撮影)

この踏切は、警報機も遮断器もないため、第四種踏切。(2019.12.1 撮影)

以前の枇杷島デルタの中は荒れていて、草が伸び放題でした(2023.7.31 撮影)

枇杷島デルタは綺麗に整地され、イベント参加者が写真撮影等で中に入れるようになりました。(2024.7.07 撮影)

名古屋本線の電車が来るとこんな感じになります。(2024.7.07 撮影)

デルタ線の西側に来ました。左側の線路が短絡線、右側の線路は名古屋本線の線路。(2023.7.31 撮影)

名古屋本線の線路から見た風景、線路は橋を渡るため29‰の勾配になっています。(2023.7.31 撮影)

西枇杷島駅の踏切を東側に渡ったところに、以前は名鉄のグループ会社「名鉄EIエンジニア」の西枇杷島事業所だった建物があります。(2023.7.31 撮影)

この線路はどこにもつながっておらず、訓練・研修用と思われる。(2023.7.31 撮影)

「のりものニュース」によると、この建物は『清州教習所』として社員用の教育施設になっているようです。(2023.8.10 撮影)

かつて岐阜県可児市にあった「名鉄資料館」にあったと思われる車輪があります。(2023.7.31 撮影)

西枇杷島駅

枇杷島デルタの隣、西側 東枇杷島4・5号踏切の横に西枇杷島駅があります。
西枇杷島駅は2019年から改良工事が行われ現在の構造になりました。(2023.7.31 撮影)

西枇杷島1号踏切に戻りました。
その1号踏切から渡り線が左に続き、下砂入信号場へ。ところで、どこからどこまでが下砂入信号場なんでしょう?(下小田井・犬山方面の風景)(2019.11.05)

下砂入信号場

下砂入信号場に車両が来ました(パノラマsuper)(2021.2.11 撮影)

先頭車両が違うのは、どんな理由から?最近の列車は結構多いようですが。(2021.2.11 撮影)
この後、さらに北の西春・犬山方面に移動します。

下砂入信号場の線路終端部(2019.12.01 撮影)

西枇杷島2号踏切

西枇杷島2号踏切 下り線(西春・犬山方面側)から見た風景(2023.7.31 撮影)

西枇杷島2号踏切 上り線(名古屋方面側)から見た風景(2023.7.31 撮影)

西枇杷島2号踏切から見た名古屋方面の風景(2023.7.31 撮影)

西枇杷島2号踏切から見た西春・犬山方面の風景(2023.7.31 撮影)

名鉄犬山線 全駅行ってみた ② 下小田井駅~上小田井駅へ続く

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