30年目の悲願達成 鈴鹿サーキット 2024 スーパーGT500&300最終戦 JLOCウラカン 小暮・元嶋組が大逆転でチャンピオンに  

車に関する事

 2024年12月8日、スーパーGT最終戦『SUZUKA GT 300km RACE GRAND FINAL』の決勝レースが三重県鈴鹿市の鈴鹿サーキットで行われました。
 8月31日、9月1日に鈴鹿サーキットで行われる予定だった第5戦が、台風の影響により延期になり、2024年シーズンの最終戦として開催されました。
鈴鹿のチケットも購入していましたが延期のため、レースとしては季節外れの12月開催のレースになりました。

GT500クラスは予選で36号車au TOM’S GR Supra(坪井翔/山下健太)がポイントでシリーズタイトルを獲得、GT300クラスはレースの結果次第でチャンピオンが決まる、重要なレースとなりました。

グランドスタンド

 仕事の関係で、スタート前までに、サーキットに到着できず、サーキット入り口で三重県警のパレードのサイレンが聞こえてきました。
急いでサーキットに向かうと、スタート前のトラブルと路面温度の関係かウォームアップ走行が1周増えたことも重なり、スタートが遅くなり、なんとかスタートをグランドスタンド横のフェンス越しに見ることが出来ました。

すでにレースは始まってしまいましたが、いつもの観戦場所に到着、S字と逆バンクの間のスタンドから見ると、グランドスタンドは観客がたくさんいるように見えます。

観客少な目な逆バンク

逆バンクの辺りは観客は少な目です、当日は気温も低くクルマにも観客にも厳しい条件でした。寒~・・・。

真冬のレース観戦?

レースを見る方も冬支度で、防寒対策が必要でした。天気は良いが、冷たいが風が吹き、気温13℃、路面温度19℃、路面温度が低いためフォーメーションラップを1周増やし、その分レース周回数を1周減らし51周で争うことになったんだって、後で知りました。

逃げるウラカン

現場に到着すると,すでにレースは始まっており、300クラスは88号車の元嶋選手がポールポジションを守り、頑張ってました。個人的に元嶋選手を応援しているので、今シーズン3勝目を挙げ、今回優勝すればシリーズチャンピオンにも手が届くので、このまま逃げ切って欲しい所です。

がんばれ元嶋・小暮・JLOC、今期絶好調なので、是非とも優勝してくれ~。

逃げる元嶋、追うムータ、レオン・・・レースは終わるまで何があるか判りません。
前回の第8戦モビリティリゾートもてぎでは、88号車 VENTENY Lamborghini GT3(小暮卓史/元嶋佑弥)は何と17番手から追い上げ優勝してます。

シビックとウラカンの並走

ウラカンとシビックの並走。GT500クラスはシビック、GT300クラスはJLOCウラカン(元嶋)を応援しているので、うれしい二台が偶然並びました。速度差があるのであっと言う間に離れていきます。

 JLOCは、ジャパン・ランボルギーニ・オーナーズ・クラブの有志により作られたチームとか、最初はスーパーGTの前身であるJGTC全日本GT選手権の初年度となる1994年から参戦を開始、ランボルギーニ・カウンタックで出場、ディアブロ・イオタ、ディアブロGT-1、ムルシェラゴRG-1、ガヤルドGT3などを経て、現在のウラカンになり、レースに参戦して30年目にして悲願のチャンピオンに手が届くところまで来た。
オーナーズクラブで始まったチームが、今ではランボルギーニ本社からも認められているとか。
すごいチームになりました、スタッフやレーサー・監督の努力が実を結ぶまでに30年、長い年月です・・・。

追いかける 2号車muta Racing GR86 GT(ドライバー・堤優威/平良響)

65号車 LEON PYRAMID AMGも負けられない。(ドライバー・蒲生尚弥/篠原拓朗)

スバルも実は応援しているチームなんだ、昔スバルに乗ってたこともあったので・・・。
今シーズンはトラブル続きが残念だけど、これもレースだ。がんばれBRZ61号車(ドライバー・井口卓人/山内英輝)

そして、GT500クラス、23号車 MOTUL AUTECH Z、今シーズンで引退するNISMOのロニー・クインタレッリ。
リアウィングには「ありがとうロニー」の文字が。長い間お疲れさまでした、無事に終わることを祈ります。

GT500のシリーズチャンピオンのau TOM’S GR Supraがウラカンをパスしていきます。
この2台が2024年のシリーズチャンピオンになりました。

スーパーGTの特徴がクラスの違う車両が、混在して走ること。
速度差があり、それぞれがクラスでの最速を競い合うので、追い抜く方も抜かれる方も危険が伴い、ドライビングのテクニックを必要とする。見てる方は楽しいけど・・・。

それぞれがぎりぎり限界を攻めながらの攻防が続きます、一瞬の判断ミスが事故につながる。
レーサーってすごい、あんなスピードで走りながら色んなことしてる・・・しかも常に前後左右に気を配って・・・

コース上ではあちこちでバトルが繰り返される。

KONDO RACINGのリアライズ日産メカニックチャレンジ GT-R(56号車・ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ/佐々木大樹)と後方はTGR TEAM SARDのDENSO KOBELCO SARD GR Supra(39号車・関口雄飛/中山雄一)

集団の先頭はPONOS RACINGのフェラーリ296 GT3 ドライバーはケイ・コッツォリーノ/リル・ワドゥ
リル・ワドゥは女性ドライバー、がんばれリル、ケイ・コッツォリーノは速くてカッコイイ(ずるい・・・)

30年目の悲願達成 JLOC 88号車 VENTENY Lamborghini GT3

30年目で悲願のシリーズチャンピオンになったGT300クラスのJLOCの88号車 VENTENY Lamborghini GT3のランボルギーニ・ウラカンGT3 EVO2(小暮卓史/元嶋佑弥)

おめでとうウラカン。

GT500クラス チャンピオン 36号車au TOM’S GR Supra

GT500クラスのチャンピオンになった、36号車au TOM’S GR Supra(ドライバー・坪井翔/山下健太)

レースが終わり、表彰式の前にコース上に参加車両が並びました、近くで見れてラッキー。
さっきまで走っていた車が目の前に。

こんな近くにTGR TEAM ENEOS ROOKIEの14号車 ENEOS X PRIME GR Supra(ドライバー・大嶋和也/福住仁嶺)が。

もう、みんな写真撮りまくりです。

TEAM IMPULのMARELLI IMPUL Z(ドライバー・平峰 一貴/ベルトラン・バゲット)
レッカー車の上には9周目のデグナーでGT500の17号車Astemo CIVIC TYPE R-GTと接触して破損した、87号車METALIVE S Lamborghini GT3

歓喜の表彰式

GT300クラスの表彰式、この表彰台に上がるまでに30年かかった。(優勝の表彰台はあるけど、年間チャンピオンは初めて)
これまで苦労したJLOCの則竹監督やスタッフや関係者の労がねぎらわられる瞬間ですね。

シャンパンファイトも実は・・・

歓喜のシャンパンファイト、ノンアルコールの場合もあるとか(宗教上とか年齢的、アルコールに弱い選手がいる場合なども考慮されるみたい)・・・。実際はアルコールが入っていると目に染みたり、レーシングスーツやシューズが汚れたり臭いが付いたり、後始末が大変みたい・・・。
おまけにシャワーが浴びれないサーキットもあるみたい。(シャンパンファイトにそんな苦労があるなんて・・・)

表彰式を見守るグランドスタンドの大勢のファン、1994年からレースに参加するJLOCにとって2024年は最高のシーズンで終わることが出来ました。年間4勝目でシーズンチャンピオンそれも大逆転での勝利。
そしてドライバーの小暮卓史選手にとっては2010年にGT500クラスで王者獲得以来のチャンピオン獲得と3人目の“両クラス制覇、元嶋佑弥選手は自身初となる。(元嶋選手来年もがんばってね・・・)
最高のレースを見れました、来シーズンもいいレースが見れますように、安全運転で鈴鹿サーキットを後にしました。

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