愛知県にある、自転車と渡る海底トンネル

自転車の旅

 以前より、衣浦に海底トンネルがあるのは知ってましたが、自動車だけのトンネルと思っていて、自転車と歩行者が渡れる海底トンネルは知りませんでした、いつも手前の衣浦大橋を渡っていたので、いつか行ってみたいと思っていました、愛知県に人や自転車が渡れる海底トンネルがあるとは。
 
 衣浦海底トンネルは日本で初めての沈埋(ちんまい)式海底道路トンネルで昭和48年に開通した。
沈埋式とは、国土交通省によると、トンネルエレメント (沈埋函・ちんまいかん)を陸上で製作し、その両端部を閉鎖し、水の浮力を利用してトンネル建設現場まで曳航し、沈設した後、水圧を利用して函相互の結合を行い、埋戻しをして海底トンネルを建設する方法です。とのことですが、そんな簡単?なはずないよね。説明見てもよく判らんけど、YouTubeで検索すると動画ありました。
(ちんまい式初めて聞きました、読み方も判らんかったし) 
人間はいろんなこと考えるね、技術者ってすごい。

海底トンネル入り口

 碧南側の海底トンネルへの入り口に来ました。
なんとなく看板の色とか建物が高速道路と同じような作りです。
(標識の色は一般道は青色、高速道路は緑色と決められていて、高速道路の標識が緑色なのは、夜間でも緑色に見えるからだそうです、知らなかった・・・でも、衣浦トンネルの標識の色は緑色に見えるけど・・・青色なのかな~)あれは標識ではなく、看板なのか?
衣浦海底トンネルは半田市と碧南市を結ぶ全長1560mの海底トンネルで、工期が昭和44年度から昭和47年度、事業費50億300万円で建設され、海底トンネル部分は80mの沈埋函を6個つなげて480mあるそうです。
 自動車用は地上部の両側から沈埋函につながるトンネルを掘り、結合すると全長1560mになるとか。

綺麗なウッドデッキになっており、釣りをするにはよさそうです。
野良猫ちゃんが釣った魚をもらってましたが、猫には大きすぎるボラだったので猫も困ってました。

ここ衣浦湾と太平洋はつながっています。工業地帯なので大きなタンカーや貨物船が往来しています。

今から、海底を通り反対側を目指します。

写真では確認できませんが、右側方向に衣浦大橋があります。
今までは衣浦大橋を渡らないと知多半島には行けないと思ってました。(衣浦トンネルは自動車専用と思っていたので)

ここから海底トンネルに向かいますが、下へ降りる階段がずっと続いています。
自転車と海底トンネルをくぐれるなんてワクワクします。

自転車用に階段の両脇にスロープが付いてますが、スロープの幅が小さく、階段の高さも微妙に小さいため、リズムを合わせるのが難しいです。

地下11階到着

階段をグルグル最下部まで降りると、地下11階となりますが、地上の11階分とは違います。
資料によるとトンネルの最深部の深さは-19.7mとなっているので、それよりは浅い深さと思われます。

普通に生活していて、海底トンネルの看板なんて見ることが無い、「地上」とか地底人みたい。

 トンネルはV字型になっており、真ん中が一番低くなっています。
誰も居ないトンネルでは、向うから殺人鬼が来たらとか、大地震が来たらとか妄想が次から次へ、トンネルから浸水したら誰も知らないうちに死んでるんだろうな・・・きっと、何年もしてから衣浦湾で白骨死体で発見されるのか?トンネル内は監視カメラで見てるみたいですが。(そんなに怖けりゃ行かなきゃいいのに・・・)
  自転車や歩行者は、出入口から垂直に階段で上下するので、海底に沈められた沈埋函6個分の480mを進むみたいです。隣には自動車が走っているはず、音や振動は感じませんが。
 ジェイムス・ヘイブンスのアホな話が無かったら(いい意味で・・・)一人でこんな海底トンネルは寂しい。
 深夜とかに渡る人いるんだろうか、肝試しにはいいかも。

海底トンネルを出ると

480mを歩き、地上に出ました、殺人鬼も現れず、地震も起きませんでした。あー良かった、生きてる。

 この海の下をくぐってきたかと思うと・・・人間の技術ってすごいな・・・どうやって作ったの?
いつも、衣浦大橋より南に行くと、碧南側と知多半島は渡れないと思っていたので一つ選択肢が増えました、来てよかった、海底トンネルなんて普段通ること無いもん。(ちょっとドキドキするけど)
 愛知県に住んでいても、海底トンネルを利用したことがある人は地元の人以外ではあまり無いのではないでしょうか、せっかくお金をかけて作ったトンネルなのでもっと存在をアピールして利用者を増やせないものでしょうか、無料で海底トンネルを体験出来るなんて、なんだかもったいない施設です。

魚太郎でランチ

海底トンネルを体験した後は、知多半島に渡ったので、そのまま半島を1周して帰宅しました。
今回、知多半島に行くのに海底トンネルを利用するルートが加わったので、また一つ楽しみが増えました。
おしまい。

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