愛知県から塩尻・松本・白馬・日本海へ自転車の旅、⑦ 4日目 糸魚川駅から輪行で帰宅

自転車の旅

糸魚川駅から輪行で帰ります。

 3日間の旅も終わり、4日目は輪行で帰ります。(仕事しろ!!)
糸魚川駅で東京から来た3人のローディーに出会い、南小谷まで同じ列車で移動しました。
車中で、以前、かなり高齢の人が自転車で日本一周して、自宅まであと40kmほどの場所で事故に遭い亡くなった話を聞きました。(昨日走った白馬と糸魚川を結ぶ国道148号線のトンネル内で事故だそうです)。
 帰宅後、調べてみると2007年6月25日長野県小谷(おたり)村北小谷の国道148号の外沢トンネルで、80歳の男性が後ろから来たダンプにはねられ全身打撲で亡くなった事故だった。
 戦争のため亡くなった仲間のため「亡くなった戦友には青春がなかった。彼らのために青春しているんです」と言って自転車で日本一周の旅に出て、自宅まであと約40キロのところで事故に遭ったという。なんて痛ましい・・・あと40kmなんて、しかも80歳で自転車で日本一周することもすごい(その前にドイツを一周しているらしい)・・・自転車乗りにはつらい事故です、ご冥福をお祈りします。

あんなところを・・・

大型車両から見れば、狭い上に曲がりくねり、かつ勾配もあるので見にくいし、速度を落としたくないのもあり、自転車は邪魔な存在だろうな。でも、抜かされる側の恐怖もわかって欲しい・・・

姫川の流れ

この姫川が日本海までヒスイを運ぶ。
そんなことは知らず昨日は、ここから見えるスノーシェッドの連続を走ってました。
今日は安心して、ゆっくり景色を見ることが出来ます。
電車の旅もいいな、安心感が全然違います、のんびり景色を楽しめます。

遠くから見ると、あんな場所を走っていたんだ。
そば畑なんて全然気が付かなかった。

南小谷駅で乗り換え

糸魚川から同じ列車で来た3人組とは南小谷駅で別れました。
この先どうか無事でありますように。

JR大糸線南小谷駅はJR東日本とJR西日本の境界駅で、松本方面は電化区間、糸魚川方面は非電化区間。
電車と気動車が並んで停車する駅、この駅を境界にディーゼルと電車が切り替わるので乗り換えが必要になるのか、知らなかった・・・今まで気にしたこともなかった。

珍しいカーキャッチャー

カーキャッチャー、初めて見ました。
列車が逸走したとき、線路に設置して列車を止めるための道具みたいです。
こんなの使うときはホントの非常事態だよね。

白馬の眺めもあと少し、それにしてもいい天気・・・車窓から見る景色もいいもんです。

初めて見た夏の白馬

昔はあのコースを滑るために、何度も通いました。
夏の景色を見るのは初めてかも。

夏の木崎湖

こんな景色の中を走れたら気持ちいいだろな、出来るなら、「いなお駅」で途中下車したいくらいです。

電車は早いな、もっとゆっくりでいいですよ・・・あんなに苦労?したのに・・・

だんだん旅の終わりが近づいてます。なんか寂しい気分、旅がずっと続けばいいのに・・・
とか言っても腹は減るのだ。

駅弁買ったよ

気持ちと腹は別なのだ・・・

窓の外を眺めるのも楽しいけど、鉄道旅で他に楽しみと言えばこれだよね。

無事、大曽根駅到着、今回の旅もおしまい

 今回、初めて輪行しました、事前の準備もよくわからず、道も中途半端に調べたため、迷いながらの旅になりました。
 国道19号線は予想通り狭く、トラックが間近に迫り、高速度で追い抜かれ、トンネルでは轟音に恐怖し、排気ガスをたっぷり吸い、逃げ場のないトンネル内でトラックの巨体と車輪に巻き込まれる恐怖に、決して自転車に向いてない事が身をもって判りました。
 途中、初めて輪行を経験、その後は日本海だけが目的地で北に向かい、安曇野では田んぼ道の真ん中で途方に暮れ、方角と勘だけで大王わさび農場にたどり着きました。
そして、いつものように現地に行ってから宿を探すので、夕方日が暮れるころに宿を確保。
(いつもヒヤヒヤ・ドキドキ)
 白馬から糸魚川の148号線ではまたしてもトンネルの恐怖に悩まされ、よせばいいのに親不知まで行ってまたトンネルで恐怖におののき、怖い目ばっかりみたいですが、自分の足で日本海まで無事行けたし、初めて見た景色や経験はずっと忘れない自分だけのものです。
 また、どこかに行くつもり・・・でもトンネルは嫌だな。
                       今回の旅はこれでおしまい。

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