トヨタ博物館 / TOYOTA AUTOMOBILE MUSEUM 行ってみたら凄かった ④

車に関する事

モーガン エアロ Morgan Aero(1922)

ボディの先端にオートバイのVツインエンジンを乗せたモーガンスリーホイーラー、エンジンがむき出しなのが凄い。
エンジンが一番前なんてクラッシュしたらお終い。(2018.1.31 撮影)

後ろから見るとリアが一輪しかなく、スリーホイーラーなのがよくわかる。(2018.1.31 撮影)

真後ろから見るとビッグスクーターみたい(2018.1.31 撮影)

見るからに軽快に走りそう、1909年から1950年まで生産された、今でもスリーホイーラーあるし、現在のスリーホイーラーと基本的に同じ構造に近い?(2018.1.31 撮影)

スタッツ・ベアキャット STUTZ BEARCAT(1914)

色鮮やかな黄色の車体、これはどこのクルマ・・・(2018.1.31 撮影)

スタッツ?聞いたことないメーカーだな。
スタッツはアメリカで1911年から1935年まで活動したメーカーで、ベアキャットは1911年のインディ500に出場したレーシングカーのデチューン版。6.4リッター4気筒エンジン
ボンネットのエンブレムにインディアナポリスの文字がある。(2018.1.31 撮影)

レーシングカーなので必要最低限の装備だけ、ハンドルの前に小さな丸いウィンドウスクリーンがあるだけ。
スタッツは1928年のル・マン24時間レースでは2位と活躍した。(2018.1.31 撮影)

運転席の後ろの黄色の丸い円筒はガソリンタンク、一番後ろにスペアタイヤ
リムとタイヤしかない、どうやってホイールに装着するの・・・?(2018.1.31 撮影)

ボルトで締めて装着するのかな。きれいな色のホイールです。(2018.1.31 撮影)

スタッツも初めて聞いたメーカー、当然初めて見た。1914年(大正3年)は第一次世界大戦が始まった年。

リンカーン ゼファ シリーズ HB Lincoln Zephyr Series HB(1937)

綺麗な色のクルマが登場、なんて色なんでしょう語彙力が無くて表現できん。(2018.1.31 撮影)

なんか未来から来たクラシックカーみたいなデザイン。流れるようなロングボディがカッコイイ(2018.1.31 撮影)

ボンネットのカーマスコットも見たことない形してる・・・。
このボンネットの中にV型12気筒エンジンが収まってる。(2018.1.31 撮影)

リンカーンだった、自分の知ってるリンカーンと全然違う、昔のリンカーンってこんな車だったんだ、今見てもカッコイイ、上から見ても流線形になっているそうだ。
確かに後部の造りは、初期のフォルクスワーゲンによく似てる。この車のデザインがワーゲンの元祖だったのかな~。(2018.1.31 撮影)

フィアット500 トッポリーノ Fiat 500 (Topolino)(1936)

今度は小さな流線形(2018.1.31 撮影)

さっきのリンカーンから比べると半分くらいに見える大きさ。(2018.1.31 撮影)

リアにスペアタイヤを背負った、可愛い後ろ姿、リアのストップランプどんなふうにつくの、だって一個しかない

今でもよく見るフィアット500のご先祖様、映画「ローマの休日」に出ていた車だって、YouTubeで見たら確かに出てます・・・でも、3人乗ってるのでギューギューです。(2018.1.31 撮影)

フィアット500と言えば、今でも小さなボディで走る姿がかわいくて、カッコイイ。アバルトのサソリが付くと一気にレーシーな雰囲気に。

確かに前から見るとネズミの前歯に見える。そんなことからトッポリーノ(ハツカネズミ)って呼ばれるのか・・・
ミッキーマウスの事をトッポリーノと呼ぶそうだけど、昔トッポジージョと言うネズミのアニメがあったけどミッキーマウスと関係ある?(2018.1.31 撮影)

ダットサン 11型 フェートン Datsun Model 11 Phaeton(1932)

やっと日本のクルマが出てきました、ダットサンです。ダットサンの名前の由来は、知ってるもんね、フフッ
すぐに自慢したくなるタイプです。(2018.1.31 撮影)

1932年(昭和7年)は5.15事件で、犬養毅首相が殺害された。(2018.1.31 撮影)

最初のダットサン10型は排気量が495ccで10HP(当時は500cc以下は免許が不要だった)その後、条件が改正されたらしい。

日産ではない、ダットサン、日産自動車のダットサンになるのはもっと後の話、なんだかややこしい。(2018.1.31 撮影)

トヨダ AA型乗用車(レプリカ)Toyoda Model AA (Replica)(1936)

エントランスにあったトヨダAA型の色違いですが、なんだか別のクルマに見える。(2018.1.31 撮影)

このカーマスコットがトヨダの証

この車が日本の近代産業を支える始まりと言っても過言ではない。(2018.1.31 撮影)

日本を支える自動車産業も、最初はシボレーのエンジンをコピーするところから始まった。(2018.1.31 撮影)

アメリカの「デ・ソート・エアフロー」を手本とした流線型のスタイルだったのか。(2018.1.31 撮影)

デ ソート エアフロー シリーズ SE De Soto Airflow Series SE(1934)

この車がトヨダAA型のお手本となった、クライスラーの「デ・ソート・エアーフロー」流線型を取り入れたデザイン。トヨダAAとそっくりなフォルムです、そりゃそうだこっちが元祖。(2018.1.31 撮影)

2024年は展示位置が変わってました。照明の関係かカメラの性能か違う色に見える。(2024.8.18 撮影)

空気抵抗を減らすためにヘッドライトをボディに埋め込んだ、今では当たり前だが、当時はデザインが斬新すぎて受け入れられなかったとか。(2018.1.31 撮影)

デ・ソート・エアフローは売れなかったが、数年後に発売されたリンカーンゼファシリーズは後ろ姿やフォルムがそっくりでも売れたみたい。(2018.1.31 撮影)

今でも、新しいデザインのクルマを見た時にカッコ悪いと思っても、何年かしてから見るとカッコよく見えるときがある。デザインとか流行とか時代が変わると急に受け入れられたりするから、慣れとか感性の変化とかタイミングがあるのかな。(2018.1.31 撮影)

シボレー マスター シリーズ DA Chevrolet Master Series DA(1934)

トヨダAA型に影響を与えたとされる車がシボレー マスター シリーズ(2024.8.18 撮影) 

当時の日本は外国から技術を学び、吸収し真似をすることで発展していった、そして独自の技術を築いていった。

プジョー 402 Peugeot 402(1938)

プジョーはヘッドライトまでフロントグリルの中に収納してしまった。そのフロントグリルの下に「402」の文字が見える、しかもトリコロールカラー。サイドステップも無くなってます。(2018.1.31 撮影)

プジョーのアイコンであるライオンが、ボンネットの上で吠えてます。プジョーのライオンの由来は発祥の地であるフランス東部の貴族に由来し、紛争が絶えなかったことから強い物への思いから決められたとか。現在のエンブレムは10代目で、402のマスコットは3代目(2018.1.31 撮影)

402は流線型を取り入れて、成功した車とか・・・、たった数年で流行が変わり、売れなかったデザインが受け入れられるようになる。(2018.1.31 撮影)

流線型の時代

館内にはこんな展示もありました。(2024.8.18 撮影)

カッコイイ、まるで未来の飛行機。その当時から見たら現在は未来だけど、今でもこんな飛行機は無い。(2024.8.18 撮影)

なんでも流線形にする時代、列車も流線形。この列車はアメリカのバーリントン鉄道のパイオニアゼファーかな?説明の写真撮るの忘れた。(2024.8.18 撮影)

車も船も流線形が流行りのデザインだった、でも今でも空力はデザインにとって欠かせない。(2024.8.18 撮影)

流線型を取り入れた時代のクルマが並びます。(2024.8.18 撮影)

時代の変化がわかります。(2024.8.18 撮影)

タトラ 87 Tatra 87(1948)

こりゃまた奇抜なデザインな車が・・・なんじゃこりゃ~(2024.8.18 撮影)

前から見るとヘッドライトが3個も、真ん中いらなくない?左右対称ではあるが、三つ目小僧だ。
真ん中のヘッドライトはステアリングに連動して照射する向きが変わるとか、昔にそんな機能があったとはビックリ!三つ目にも理由があり、ちゃんと機能があるんだ。(2024.8.18 撮影)

リアの構造は何だろうと見ていたら、タトラはリアエンジンなのでエアインテークなのか。(2024.8.18 撮影)

フロントも凄いが、何といってもリアからの眺めが特徴的、まるでウルトラセブンに出てきたポインター号みたいなテールフィンがカッコイイ。後方視界は無いけど、リアビューのデザインは現代でも通用する?(2024.8.18 撮影)

タトラってヨーロッパのトラックメーカーだと思っていたら、乗用車も作っていたんだ、知らなかった。
しかも、めちゃくちゃ独創的なデザインで未来的、素晴らしい。こんなぶっ飛んだ車作ってたなんて。
日本で言えば、いすゞ自動車や日野自動車みたいなメーカーだったのかな。(2024.8.18 撮影)

トヨタ博物館 / TOYOTA AUTOMOBILE MUSEUM ⑤へ続く

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